稚内港北防波堤ドーム 〜北海道遺産No.1:稚内市〜

北海道

稚内港はサハリン渡航の玄関口として建設

北海道の港湾は、石炭の積み出しや漁港に関連する由来が多いですが、稚内港は樺太(サハリン)への渡航の玄関口として建設されたことがほかの港湾とは異なります。

稚内-樺太大泊間の旧稚泊航路整備の一環として建設されたのが、この北防波堤ドームです。

それを厳しい風波から渡航者を守る北防波堤のドームです。

海上からの高さ14m、柱間6mの円柱70本を並べた長さ427mの世界でも類を見ないアーチ構造の屋根で、世界的にも貴重な港湾構造物として稚内のシンボルとなっています。

▲半アーチ式ドームは港湾土木史に残る傑作

▲防波堤裏からは遠くサハリンを望む

稚内港北防波堤ドームについてよくわかる資料

この「稚内高北防波堤ドーム」は、日本埋立浚渫協会の創立40周年記念誌『港湾遺産』においても、『21世紀に伝えたい「港湾遺産」』として登録されています。

その資料がとてもわかりやすく参考になります。ぜひ一読してみてください。

一般社団法人日本埋立浚渫協会
一般社団法人日本埋立浚渫協会のホームページです

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(2019.4.29)

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この記事を書いた人

北海道が大好き。北海道124道の駅を制覇し、179市町村も離島を巡ればコンプリート!。
最近は、アウトドアにもちょっと興味があり、沼に落ちそうになっている。
Life has no rehearsal, only performances.

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